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子宮頸がんQ&A

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子宮の入り口付近、「子宮頸部(しきゅうけいぶ)」にできるがんを、「子宮頸がん」、子宮の奥、赤ちゃんが育つところの「子宮体部」にできるがんを、「子宮体がん」と呼びます。子宮がんはこの2種類のことを主にいいます。

子宮頸がんの原因は、ヒトパピローマウィルス(HPV)というウイルスの感染です。主に性交渉によって感染しますが、遺伝などに関係なく、性交経験がある女性なら、HPVは誰にでも感染する可能性があります。

子宮頸がんは、HPVワクチンの接種と1~2年に一度の定期的な子宮がん検診の受診で予防が可能です。

痛みの感じ方には個人差がありますが、ほとんど痛みは感じません。子宮がん検診そのものはわずか5分程度で終わります。細胞診(Papテスト)といって、子宮頸部の細胞を、小さなヘラやブラシなどで擦り取り、HPVが感染している場合に現れる異常な細胞がないかどうかを顕微鏡で見て調べます。

子宮がん検診の結果、精密検査が必要となるのは受診者の1%程度です。また、精密検査を受けた人のうち、実際に子宮頸がんが発見されるのは一部であり、「要精密検査」イコール「子宮頸がん」ではありません。子宮がん検診の「細胞診」で異常な細胞が見つかった場合、細胞の様子をさらに詳しく調べるために精密検査が必要となります。
精密検査では、「コルポスコピー診」と「組織診」が行なわれます。

※HPVとは、ヒトパピローマウィルスのことをさします。