HOME >暮らしの健康だより >本当は怖い「脳ストレス」。

TMMCドクターに聞く!暮らしの健康だより暮らしに役立つ健康情報をお伝えします。 暮らしに役立つ健康情報をお伝えします。

最近の健康だより
アーカイブ


本当は怖い「脳ストレス」。

■ちょっと頭が疲れているだけ...?

ちょっと頭が疲れているだけ...?

仕事が忙しい時などに「頭が働かない」「人の名前が出てこない」「約束を間違える」といった経験はありませんか?
ストレス過多の状態のままがんばり続けると、脳は処理能力を超えた過度の情報量への対応が不完全に。
本来対等な働きをするはずの知性を司る大脳新皮質と、動物的本能を司る大脳旧皮質の関係が崩れて、
本能の情報を無視してしまう脳内不和状態に陥ります。
その結果、脳の根本的な機能に対するコントロールが乱れ、自律神経にアンバランスな指令が出て心身にさまざまな不調が発生。
そして、脳ストレスの蓄積は脳神経に悪影響を与え、将来における認知症等の脳疾患の発症リスクを高める主因の一つとも言われているのです。

■脳ストレス状態の人が増加

脳ストレス状態の人が増加

厚生労働省の調査によると、今や認知症患者の数は65歳以上の10%、約240万人に達しています。
でも、認知症はシルバー世代だけのものではありません。現代社会において、大きな責任を背負う経営者層や40-50代の働き盛り世代の脳ストレスが増えています。
株式会社アドバンスト・メディカル・ケア※の調べによると、40 代以上の40人に検査を行った結果、
約80% が脳ストレス状態にあることが判明。
その中でも約20% の方が重症との結果が出ています。
一方で、「将来、認知症になるかもしれない」と漠然とした不安を抱えつつも、実際に症状が表れるまで何の対策も取られていないのが現状です。

※東京ミッドタウンメディカルセンターの運営支援会社

■元気な時から認知症対策を

元気な時から認知症対策を

認知症の症状が表れた場合に医療の現場で最初に行われるのは、
「今年は何年ですか?」「今から私が言うことを復唱してください」といった、MMSEという知能テストの一種。
このテストで30点満点中24点以上なら"正常"と診断され、たとえ症状が進行中であったとしても医療的な対策が始められないのが一般的です。
さらに、認知症と診断された場合も今のところ根本的な治療薬はなく、一般的に使われている薬も病気の進行を遅らせることしかできません。
だからこそ、軽度認知症より一歩手前、改善の可能性がある脳ストレスの段階での積極的な予防・対策が重要。
その鍵を握る物質として今注目を集めているのが、『プラズマローゲン』です。

■注目の体内物質 プラズマローゲン

注目の体内物質プラズマローゲン

プラズマローゲンとは、脳や心臓、血液など、人の体内に存在するリン脂質(細胞膜を形成する主な成分)の一種。
近年の研究で、脳神経細胞に存在するプラズマローゲンが、脳の根本的な機能に大きく関与していることが明らかになりつつあります。
また、アルツハイマー型認知症との関特集1 特集2vol.2 Jun. 2013係が指摘されています。
アルツハイマー病患者の脳においてプラズマローゲン量の低下が発見され、続いて同病の患者の血液でも減少が認められました。
プラズマローゲンの欠乏とアルツハイマー型認知症の発症には、強い相関関係が見出されているのです。
今後の治療薬やサプリメントとしての活用が期待されます。